じゃがいものえぐみ(毒)を食べたら
えぐみのアルカロイドは神経毒なので食べた直後に舌がぴりぴりする感じがあります。
また、食中毒を起こすことがあります。
食べて20分後くらいから、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、脱力感、めまい、ひどいと呼吸困難に。
食中毒が起きたときは水分をとり安静にすることが大切です。水分も取れない、呼吸が苦しい場合はすぐに病院へ行きましょう。
アルカロイドの中毒量は大人だと200㎎から400㎎。子どもの場合は20㎎になります。
20㎎のじゃがいもなんて子どもはすぐに食べますよね。子どもが食べる際は見た目からえぐみのじゃがいもは食べさせないほうが安全!見た目が悪くないじゃがいもでも、下処理はしっかりしましょう。
平成18年7月、都内の小学校で栽培したじゃがいもによる食中毒がニュースになりました。これは児童が栽培した未成熟なじゃがいもを皮ごと茹でて食べており、残ったじゃがいもを調べるとアルカロイドが多く含まれていました。
間引きなどがされず管理が不十分、未成熟で小型のじゃがいもはアルカロイドが多く含まれていると言われてるので、自家栽培のじゃがいもには注意が必要です!
じゃがいもの保存方法
じゃがいもにえぐみ・毒素を発生させない!保存のポイントは3つ。
- 日の当たらない
- 風通しの良いところ
- 傷つけない
になります。
光に当たるとえぐみ・毒が発生しやすいと説明しましたが、日光だけでなく室内の照明でも発生するんです。
新聞紙に包む、紙袋にいれると日が当たらす、湿気が逃がせるので良いですよ。
新聞紙をとっていないという場合は「ベジバッグ」という野菜専用の袋もあるのでおすすめです。遮光性はもちろん、通気性もあります。
傷つけるとソラニンが増えるので、保存したじゃがいもはなるべく触れない、落ちるような高い場所には置かないようにしましょう。
じゃがいものえぐみは毒?毒抜きの方法、食べると危険!?理由を解説 まとめ
じゃがいものえぐみは毒?毒抜きの方法、えぐみを食べたらどうなるのか解説しました。
- えぐみはグリコアルカロイドという有毒
- 皮にほとんど含まれているので皮はむく!
- 芽が出ている、皮が緑色、傷ついているじゃがいもはグリコアルカロイドが多く含まれている
大きく取り除くか、範囲が広い場合は捨てる - えぐみのとり方(毒抜き)は
水にさらす、蒸すか茹でる、レンジでチン - じゃがいもを食べて舌がぴりぴりしたら吐き出す
- 食中毒になることもある
- じゃがいもの保存方法は
日の当たらない、風通しの良いところ、傷つけない
じゃがいもの美味しくないえぐみ。
今までは多くの量を食べていなかったので食中毒がおきていなかっただけかもしれませんね。
じゃがいもの見た目はもちろん注意、毒抜きもしっかりしましょう!特に子どもには注意です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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