卒業式 答辞の構成
答辞は構成が決められています。構成にそって内容を考えることになります。
- 挨拶
- 卒業式開催のお礼
- 来賓・保護者など、出席者へのお礼
- 学生生活の振り返り
- 今後の決意
- 在校生への激励
- 先生への感謝
- 両親への感謝
- 終わりのことば
- 日づけ・名前
卒業式 答辞の例文
構成にそって卒業式の例文を紹介しますね。
挨拶
春の暖かな日差しが体全体に感じられ、校庭の木々の芽もふくらむ季節となりました。
本日このよき日、私たち△△名は自らの手で夢をつかむため、この○○学校を卒業します。
冬の寒さもようやく和らぎ、穏やかな春の兆しが見られる今日、 私たち△△名は卒業の日を迎えました。
時候の挨拶について詳しくこちらの記事でまとめています。
卒業式開催のお礼
私たち卒業生のために、このように厳(おごそ)かで、晴れやかな卒業式を挙行していただき、心より感謝いたします。
この良き日に、私達のために心のこもった式典を挙げていただき、まことに有難うございます 。
来賓・保護者など、出席者へのお礼
ご出席下さいました御来賓の皆様、校長先生はじめ諸先生がた、並びに関係者の皆様に、卒業生一同心からお礼申し上げます。
卒業式開催のお礼と出席者へのお礼を合わせてもOK!
本日は私共のために多くのご来賓の方々、諸先生方、保護者の皆様や在校生の皆さんのご臨席を賜り、このように盛大な卒業式を挙行していただき誠にありがとうございます。
本日は教職員の皆様をはじめ、多くの皆様のご臨席の下、このように盛大な卒業式を催していただいたことに、卒業生一同心より御礼申し上げます。
学生生活の振り返り
入学式の様子+行事について述べるのが一般的です。
入学式の様子
○年前の春、この場所で入学式を迎えました。友達ができるか不安でしたが、○年後の今、こんなにもたくさんの人と友達になれたなんてとても幸せです。
△△1年生の春、これから始まる学生生活に期待と不安を胸に入学式を迎えました。
行事、エピソード
ここはあなたが学生生活で印象に残った行事やエピソードを伝えます。
行事で苦労したこと、仲間と協力したこと、協力して乗り越え学んだこと・成長したことを振り返りましょう。
今後の決意
△△学校で過ごした○年間はかけがえのない宝物です。
一緒に泣いたり、笑ったり、共に過ごした日々。今日が最後だと思うととても寂しく思います。
別々の道を歩きますが、○年間みんなと過ごした思い出が、道に進む原動力となります。
これから別々の道を歩きますが、その道では多くの困難が待ち構えていると思います。
△△学校で多くのことを学んで成長した私であれば、困難を乗り越えていけると信じています。
在校生への激励
在校生のみなさん、今まで私たちを支えてくださり、本当にありがとうございました。
卒業までまだまだ先と思うかもしれませんが、卒業まであっという間です。
みなさんには勉学や部活動、友達と過ごす1日1日を大切に過ごしてほしいです。
これから悩み事も増えていくと思いますが、1人で悩まず相談すること。あなたは1人ではありません。
友達、先生、保護者の方や地域のたくさんの方々が見守っています。
私たちは今日、このすばらしい△△学校をあなた達に託します。今よりももっとすてきな学校にしていってください。
在校生のみなさん、先程はすばらしい祝辞をありがとうございました。
部活動や行事では私たちを信じてついてきてくれたこと、卒業生一同心から嬉しく思っています。
日々丁寧に、全力で、悔いのない学生生活になるよう過ごしてください。
そして△△学校をもっと盛り上げていってください。
先生への感謝
今まで私たちを優しく、時に厳しくご指導くださいました先生方、本当にお世話になりました。
今日までにかけていただいた数々の言葉は私たちの心の支えになっています。本当にありがとうございました。
私たちが成長することができたのは、先生方の存在があったからです。
先生方はいつも私たちを陰ながら見守ってくださいました。
私たちが困っているときは一緒に悩んでくださり、自分の手で解決できるよう、アドバイスを与えてくださいました。
両親への感謝
お父さん、お母さん。
いつもは照れくさくて言えないのですが、この場をかりて言いたいと思います。
いつも困らせたり心配をかけたりしてごめんなさい。今日まで育ててくれて本当にありがとうございました。
これからもまだまだお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。
お父さん、お母さん。
思春期の私たちはなかなか素直になれず、私たちのためを思ってかけてくれた言葉も、なかなか受け入れることができませんでした。
どんな時も私たちを励まし、寄り添い、不安を和らげてくれる。
その温かさが本当に嬉しくて、何度も心の中でありがとうと言いました。
普段は照れくさくて言えないけれど、いつも感謝しています。
終わりの言葉
すばらしい出会いと思い出、学びをくれた△△学校。
私たちのためにこんなにも立派な卒業式をあげてくださった皆様方、本当にありがとうございました。
心から感謝して答辞といたします。
これから私たちは、それぞれの進路に向かって一歩一歩自分の足で歩いていきます。
今後、大きな壁にぶつかったとしても、この△△学校で得た多くの思い出、学び、誇りを人生の糧とし、力強く生きてゆきます。
本当にありがとうございました。
△△学校のますますのご発展を心より祈念して、答辞といたします。
日づけ、名前
令和○年〇月○日 第△回 卒業生総代
答辞を読むときのポイント
卒業式を読むときのポイントはこちら。
・答辞の時間、文字数を確認する
・はっきり、ゆっくり読む
・感謝の気持ちを伝える際は、相手を見る
(来賓、先生、在校生、両親、感謝を伝える相手によって目線を変えましょう)
・何度も練習する
答辞の時間は○分と決められています。先生に時間と文字数を確認しましょう。
答辞を読むときは聞く相手に伝わるように、ゆっくり読みましょう。答辞は言葉と一緒に学生生活の思い出、その頃の感情もよみがえるもの。普段通りの会話のスピードだと、思い出す間もなく淡々と終わってしまいます。
「ありがとう」と言われたときに、違う目線だと思いが伝わりづらいですよね。言葉だけでなく、目線も合わせるとより相手に伝わります。
何度も練習すれば卒業式本番での自信になります。言葉につまるところ、噛むところがあればゆっくり、繰り返し練習しましょう。
卒業式の答辞は泣く?答辞とは、例文・構成、ポイントも紹介!まとめ
今回は卒業式の答辞で泣くとき、ながれと例文、答辞を読むときのポイントを説明しました。
答辞の文章を考えるのは難しいですが、1人で悩まず先生に相談しましょう。相談にのってくれますし、文章もみてもらえますよ。
読むときは相手に伝わりやすいように。泣くことを考えるよりも、最後まで読みあげることを意識し練習しましょう。
素敵な卒業式になると良いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント