お彼岸のお供えにのしは必要?のし紙、のし袋の書き方は?
お彼岸でのお供えにのし紙が必要かどうかですが、のし紙はつけることをおすすめします。
お堅い感じがあるかもしれませんが、のし紙をつけずにお供え物を渡して「常識がない」と思われるのは悲しいですよね。
「こんな固くなくてよいのに~」と言われることがあるかもしれませんが、のし紙があって嫌に思う方はいないでしょう。
注意なのが、のしは結婚式といったおめでたい慶事(けいじ)で贈られる品につけられるものです。
法事やお彼岸といった弔事(ちょうじ)のお供え物はのしがついていない「掛け紙」を使います。
のし=水引と思っている方も多いようですね。
お彼岸のお供えののし紙、水引の種類と色
水引の種類は「花結び(蝶結び)」「結び切り」の2種類があり、お彼岸のお供えでは結び切り(引き結び)を使用します。
結び切りとは「容易にほどけないため、二度とそのことが繰り返されないように」という意味がこめられ、婚礼や全快祝い、弔事に用います。
花結びとは「何度繰り返してもよいこと」を祝う際に使用します。出産、入学、長寿、新築、開店、中元、歳暮や年賀で用います。
お彼岸でお供えに使用する水引の色は一般的に「黒白」になります。
お彼岸のお供えののし紙、デザイン
蓮入りと蓮なしのデザインがあります。
蓮入りは仏教、蓮なしは宗教問わず使用できます。
お彼岸のお供えののし紙、表書きの書き方(画像あり)
お彼岸のお供えでは水引の上側に「御供」と書きます。
ちなみに「御供」と書いたところを表書きといいます。
お彼岸のお供えののし紙、名前の書き方
水引の下側に贈る方の名前を書きます。上側の「御供」に対して少し小さめにしましょう。
夫婦で贈る場合は代表で夫か妻の名前のみで良いです。
同じ苗字の実家に贈る際は、苗字を省いて下の名前だけでも良いですよ。
お彼岸のお供えのお金、菓子やおすすめの品物を紹介
お彼岸のお供えものの金額は3,000円~5,000円が相場と言われています。
お供え物は和菓子が人気ですが、和菓子でないとけないという決まりはありません。
洋菓子、くだもの、故人が好きだったお酒などの嗜好品でも良いです。ただ、嗜好品は家族が好むか注意しましょう。
小分けできないものだと、ご家族が食べきれず賞味期限がすぎてしまったという話もあります。お参りに来た方々と分け合えるように、賞味期限に余裕があり、分けできるものが良いでしょう。
食べ物のおすすめのお供え物を紹介します。
- 羊かん
- ゼリー
- 洋菓子の詰め合わせ
- くだもの
- 故人が好きだったお酒などの嗜好品
- 缶入りの食品
また、食べ物以外のお供え物でも大丈夫です。
食べ物以外で人気のあるお供え物も紹介しますね。
- ろうそく
- 線香
- お花
こちらの記事にお供えの花について詳しく書いています。
お彼岸のお供え ぼた餅やおはぎは持参しないほうが良い!
ぼた餅やおはぎは昔からお供えとされる和菓子になりますが、こちらは賞味期限がとても早いです。
ぼた餅やおはぎは自宅でお供えしてすぐに食べるなら良いですが、持参する場合はぼた餅やおはぎは控えた方が良いでしょう。
贈られた相手がお供え後に召し上がってお腹をくだしたら…悲しいですよね。お供えのお菓子は賞味期限が早くないものが良いでしょう。
お彼岸のお供え 現金でも良い?
お彼岸のお供えは現金でもかまいません。贈られた方も現金が嬉しいこともあります。
贈られた方のことを考えて現金にしたという思いがあれば良いでしょう。
お彼岸のお供え もの+現金でも良い?
お供えを持参する際、ものと現金でもかまいません。
その場合は、お供え物と現金を合わせた金額が5,000円以内になるようにしましょう。
お彼岸のお供えにのしはいる?のし紙(袋)の書き方!金額とお菓子も まとめ
お彼岸で実家、義実家、親戚の仏壇にお参りするときに迷うお供えについて紹介しました。
- のし紙(本来は掛け紙)はあったほうが良い
- 水引は結び切りで黒白、蓮ありは仏教・なしは全般、水引の上に「御供」水引の下に「名前」
- お彼岸のお供えの金額は3,000円~5,000円が相場
- お菓子や食べ物は小分けできて賞味期限に余裕があるものを
- お供えは現金のみ、品物+現金でも良い
このポイントを押さえておけば、迷うことなくお彼岸でのお供えが準備できそうですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント