菱餅 形の意味や由来
古来よりひし形は魔除けの効果があると言われてきました。
昔は現代のように子どもがすくすく育つのは当たり前ではなく、子どもが大きく育たない原因のひとつに悪霊があると考えられてきました。
魔除け効果があるひし型の菱餅を子どもの成長を祝うひな祭りに飾ることで、子どもに憑く悪霊を除けるという意味があります。
また、菱の実に形を似せて長寿や健康を祝う意味も込められています。
菱は湖の底に沈む種から芽を出し、茎が水面まで伸び湖面いっぱいに広がるため、生命力の象徴とも言われてきました。
菱餅 3色の順番の理由と意味
菱餅の色と言えば、緑・白・赤(ピンク)の3色ですよね。
緑が大地、白が雪、赤は桃を表しています。
「雪の下の大地に草が生え、桃の花が咲いている」桃の節句の季節の移り変わりを表現しています。
それぞれ3色に意味があるんですよ。順番に紹介しますね。
赤色(ピンク)
昔から赤色には魔除けの効果があると言われています。
以前は赤色にはクチナシの実を用いられていました。 現代では食紅が利用されていることがほとんど。
また、クチナシ解毒作用があるため、病気を退けるとも言われています。
白色
昔は菱餅の白色のお餅には菱の実を入れていました。
菱は湖の底に沈む種から芽を出し、茎が水面まで伸び、湖面いっぱいに広がります。
生命力の象徴とも言われ、子どもの成長を願う意味が込められています。
緑色
緑色はよもぎが用いられています。現代でもよもぎ餅はなじみがありますよね。
よもぎは独特な香りがあります。古来より香りが強いものは魔除けになり、邪気を払ってくれるという言い伝えがありました。
菱餅の食べ方とレシピ 形と3色の順番・意味も分かりやすく紹介 まとめ
今回は菱餅の食べ方と美味しいレシピ、形の意味や由来、3色の順番の理由とそれぞれの意味を紹介しました。
- 菱餅は角をちぎって食べると縁起が良いとされている
- 焼く・煮る・揚げるでも角がとれるためちぎらなくても良い
- ひし型は魔除け・健康に育つようにという意味が込められている
- 3色の順番は冬から春への季節の移り変わりを表現
- それぞれの色も魔除けや成長を願う意味がある
菱餅の意味を知ると今まで以上に美味しく食べられそうですね。
ぜひ、美味しいレシピをご活用ください。
ひな祭りといえばの「あかりをつけましょぼんぼりに~」の歌。歌詞をひらがなで紹介、意味についても説明しています。
甘酒と言えばアルコールが入っているのか、飲んだら運転しても良いか気になりますよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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