イースターとは 簡単に説明
イースターは「イエス・キリストの復活」と「春の訪れ」の2つを祝う祭りとされています。
全く違うお祭りに聞こえますが、なぜこの2つが合わさってイースターとして祝われているのでしょうか。
それぞれ説明しますね。
イエス・キリストの復活祭
イースターではなく「復活祭」と耳にすることもありますよね。
復活したのは何?と気になりますが、復活したのはイエス・キリスト。
イエス・キリストは弟子の1人に裏切られ十字架にかけられて処刑されました。
処刑された後に「イエス・キリストは復活する」と予言され、予言通りに処刑された3日後に復活したのです!
それまでさまざまな奇跡を起こしてきたイエス・キリスト。復活したことで影響力はさらに増し、これが一番の奇跡と言われています。
もともとは春の訪れを祝うお祭り
もともとイースターはキリスト教徒ではない人達が、繁栄を意味する春の女神をたたえて春の訪れを祝っていました。
春は暖かくなり植物が芽を出し、動物も冬眠から目が覚める季節。春の訪れは嬉しいものでした。
また、春の女神はĒostre(エオストレ)といい、イースターの語源はこの春の女神の名前からきている説が有名です。
後々キリスト教徒が春の訪れを祝うお祭りであるイースターに、イエス・キリストの復活祭のイメージを合わせ、イースター=復活祭となりました。
イースター2020年はいつ?
イースターは毎年日付が変わり、2020年は4月12日になります。
「春分の日の後、最初の満月の日の翌日曜日」がイエス・キリストが復活した日でした。
イエス・キリストが復活した日にちなんで、イースターの日づけが決められています。
2020年の春分の日は3月20日。一番近い満月は4月8日(水)。翌日曜日は4月12日。
ややこしいですが…春分の日と、満月になる日は毎年変わるため、イースターは○月○日と決まってはいません。
宗派によって日付が違う
4月12日の日づけは西方教会の日づけ。西方教会に対して東方教会があります。
西方教会は私達が普段つかっている『西暦(グレゴリオ暦)』をつかっていますが、東方教会は『ユリウス暦』をつかっています。
西方教会も東方教会も「春分の日の後、最初の満月の日の翌日曜日」は一緒なのですが、違う暦で計算されるため日付が違います。
ちなみに、東方教会のユリウス暦では2020年のイースターは4月19日となっています。
コメント