甘茶の作り方
甘茶の原料はヤマアジサイの変種、アマチャという植物の葉っぱになります。
ヤマアジサイと見分けがつきにくいですが、葉先がアマチャの方がわずかに尖り、花が日向では赤みがかかって、日陰では白となることが多いです。
甘茶の作り方
- 8月のお盆~9月初めに葉を収穫する
- 葉を水洗いする
- 葉を一か所にまとめる
- 濡らして絞った布を葉にかぶせ2晩寝かす
葉が蒸れて自然発酵する
気温が低い時期より暖かい時期の方が発酵しやすい - 発酵して湯気が出てきたら、手で揉み汁を出す
汁を出すと甘みが出る - まとめた葉を一枚一枚広げ、約2週間天日干しする
- しっかり乾燥したら茶葉の完成!
- 1リットルのお湯に対して3gの茶葉が目安。
- お湯を入れて2~3分経ったら茶葉を引き上げる
茶葉は数回繰り返して使えますが、使うほどにタンニンの苦み成分が出てきます。また、煮詰めすぎても苦くなります。繰り返し使いすぎない、2~3分で茶葉を引き上げれば甘い甘茶が楽しめます。
甘茶の効能、成分
甘茶は嬉しい効能がたくさんあります!効能、成分を説明しますね。
甘み成分
甘みの成分はフィロズルチンとイソフィズルチンによるもの。
これらは消化器系の機能を改善、血行促進の効果があります。
漢方薬にも使われるサボニン
甘茶にはサボニンという成分が含まれており、サボニンは漢方薬にも含まれています。
サボニンには内臓機能の働きを高め代謝アップ、鎮静作用があり気持ちを落ち着かせるリラックス効果もあります。
カフェインゼロ!
眠る前に飲むと聞いて気になるのがカフェイン。
紅茶や緑茶にはカフェインが含まれていますが、甘茶にはカフェンが含まれていません。
カロリーもゼロ!
嬉しいのがカロリーもゼロ!
なのに甘みがたっぷりなのでダイエットや糖質制限をしている方からは嬉しい飲み物と言われるほどです。
アレルギーや美容に良い!メタノールエキス
甘茶に含まれるメタノールエキスも注目されています。
メタノールエキスには抗アレルギー作用、アンチエイジング効果(抗酸化作用)、虫歯予防(抗菌作用)、口臭予防の効果があります。
特に抗アレルギー作用では花粉症やアトピーに効果があると言われています。
入浴剤として使用すると皮膚の保湿や柔軟性もアップししっとりやわらかなお肌に。アトピーによる皮膚の炎症を抑える効果も期待できます。
甘茶の入浴剤の作り方
甘茶の茶葉10~15gを鍋に入れ、お湯で2~3分煮立てます。茶葉を取り出し、煮たてた甘茶を浴槽にいれます。
甘茶の作り方、効能と成分を紹介!アレルギー・美容にも効果あり!まとめ
今回は甘茶の作り方と効能・成分を紹介しました。
甘茶を作るのに手間はかかりますが、意外と簡単でできそう!と思ったのではないでしょうか。
身体にとても良い効能がたくさんの甘茶。習慣にして飲みたいですね。
最後まで読んでいただきました。
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