春先とはいつ頃?
春先は春が始まる前、冬の終わりから春になるまでを春先と表現します。
月で表すと2月~3月初旬ごろになります。
2月はまだ寒く、コートやマフラーも手放せません。
春というイメージは遠いかもしれませんが、時折暖かい日差しが射しますよね。
2月の暖かい日差しは「もう春が来るのかな」と感じる、まさに「春先」という言葉がぴったりの時期です。
春先は早春と同じような意味とされています。
春先の類語 早春はいつ?
春先の類語である早春は2月~3月初め頃となります。
立春の日から早春をつかいます。
立春は2/4。立春は二十四節気の始まりになります。二十四節気とは1年の季節の移り変わりを24こに分けたもの。
旧暦では春は立春から始まるとされていました。「暦の上では春が始まる」と言われることもありますが、2/4~春が始まるなんて早くない?と思いますよね。
旧暦は古代中国でつくられ、二十四節気も中国が由来。中国の華北地方の気候をもとにしています。
華北地方は日本の東北北部と同緯度の寒いところ、大陸気候の中国と島国気候の日本では、季節にズレがあります。
早春になってもまだ雪が降りますよね。早春の時期に降る雪を春雪(しゅんせつ)といいます。
また、早春を過ぎても寒さを感じるときを春寒(しゅんかん)といいます。
新春、迎春とは何?意味は?
新春、迎春は元旦によく聞く言葉。
正月明けには「新春初売りセール」、年賀状に「迎春」と書くこともありますよね。
そして、まだまだ寒い冬の時期に「春」という言葉をつかうのが不思議。
この時期に新春、迎春をつかう理由は2つあります。
- 旧暦では立春のころに元旦がきていたから
- 中国の二十四節気がうまれた土地と、日本の気候にズレがあるから
その名残で正月には新しい春が来たという意味で「新春」、春を迎えた「迎春」という言葉が今もつかわれています。
新春、迎春がつかわれるのは1月1日から数日のイメージですよね。つかえる時期は地域にもより、関西では1月15日までを正月として祝っているところも。長くても1月15日までと覚えておくと良いです。
旧暦って何?
今の日本の暦は明治6年からつかわれています。古代エジプトを起源とする、太陽の動きをもとにしたグレゴリオ暦。それまでは中国が起源の太陰太陽暦をつかっていました。
新しくつかわれたグレゴリオ暦を新暦、それ以前につかっていた太陽太陰暦を旧暦とよんでいます。
旧暦と新暦では30日~40日ほどズレがあります。
初春とは何?意味は?
初春は「しょしゅん」、「はつはる」とも呼ばれます。
意味は春の初め。新春、新年、正月という意味もあります。
初春は旧暦の1月の別の呼名。旧暦で正月、立春を迎えその名の通り「初めての春」になります。
つかえるのは1月だけか気になるところですが、今では「春の初め」という意味もあるので3月の初めまで幅広くつかえますよ。
春先とはいつ頃?早春、立春、新春、迎春、初春もまとめて解説!まとめ
春先はいつ頃のことなのか、まとめて早春、立春、新春、迎春、初春とは何かも解説しました。
- 春先とは2月~3月初旬ごろ
- 春先の類語である早春も2月~3月の初め頃
- 早春は立春の2/4からつかわれる
- 新春、迎春は正月明け
- 初春は新春、新年、正月
春の初めという意味もあり3月初めまで幅広く使える - 現在と季節感が合わないのは
二十四節気は中国の気候でつくられたものだから
旧暦と新暦のズレがあるから
正月明けから聞く「春」に関連する言葉。
意味を知ると楽しいですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント