啓蟄の反対は?二十四節気と七十二候
二十四節気でみると「啓蟄(けいちつ)」の反対時季は「白露(はくろ)」。
「啓蟄(3月6日頃・黄経345度)」の反対は「白露(9月8日頃・黄径165度)」となります。
啓蟄の反対の意味の言葉は、 二十四節気をより細かくした七十二候にあるので紹介しますね。
七十二候の啓蟄の初候である「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」の反対の意味は 「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」になります。
難しい言葉に聞こえますよね。意味を知るととても分かりやすいですよ。
「蟄」とは虫たちが土の中に潜り、飲まず食わずの状態をいいます。
「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」
蟄虫が戸を杯す=虫が土中に隠れて穴をふさぐという意味。
寒さを感じ、地上にいた虫が土の中にこもり冬眠する季節になります。
「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」 は七十二候の秋分の次候(9月28日頃~10月2日頃)の言葉です。
「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」
蟄虫が戸を啓く=冬に土中にこもっていた虫が出てくるという意味。
春の陽気を感じ、土の中にいた虫が地上に出てくる季節になります。
「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)は七十二候の啓蟄の初候(3月5日頃~3月9日頃)の言葉。
ちなみに中国では「蟄虫」ではなく「驚蟄」といいます。春の雷が鳴り、土の中にいた虫たちが驚いて地上に出てくることをいうため「驚く」という感じが使われています。
今は虫と聞くと昆虫のイメージが強いですが、昔は昆虫だけでなく、蛇(ヘビ)や蜥蜴(トカゲ)、蛙(カエル)なども虫と呼ばれていました。 漢字が虫偏になっていますね。
虫という漢字はもともと蝮(マムシ)を表す象形文字でした。
意味を知るとなるほど~と思いますよね。
啓蟄とは何?2020年はいつ?意味は?
啓蟄とは二十四節気のひとつ。
「哲」の字には「開く」「開放する」の意味があり「蟄」の字には「虫が土の中にこもっている様子」を表します。
啓蟄とは 土の中にこもっている虫が春の陽気を感じて外に出てくる、春の訪れを表す言葉になっています。
2020年の啓蟄
日付:3月5日(木)
期間:3月5日(木)~3月19日(木)春分の前日まで
二十四節気は太陽の通り道の位置によって出されるため、毎年同じ日付にはなりません。
二十四節気は春分の日を始まりとして決定されます。
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