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鯛の子とは何?たらことの違い
関西では「スケトウダラの卵巣」を加工していないものを鯛の子と呼んでいます。
一般的にはスケトウダラの卵巣は助子(スケコ)と呼ばれています。スケコを塩漬けして加工したものが一般的に「たらこ」。
見た目がそっくりな理由は同じスケコだったからですね。
鯛の子って名前がついてるので鯛の子どもかと思っていたんですけど…!スケトウダラの子ども!? ちょっと混乱です。じゃあ本家鯛の子は何なの!?と気になりますよね。
鯛の精巣は白子(しらこ)で鯛の卵巣は真子(まこ)。
白子は白くて柔らかい食感が特徴です。 真子はタラコのようにプチプチした粒のようになっています。真子は春の産卵期のみに食べられるものです。
なぜ鯛の子と呼ぶの?
なぜスケコが「鯛の子」として呼ばれるのか。はっきりとした理由は分からなかったのですが、説は2つかありました。
鯛はお祝いごとで食べられる食材。正月にも食べられることが多くあります。
鯛の真子はとても美味しく高級品でしたがなかなか手に入りませんでした。手に入りやすく真子に似ている、正月に旬のスケトウダラの子どもを「鯛の子」として名付けて食べた説。
商売人が真子と見た目が似ているスケコを「鯛の子」と名づけて販売し、助子=鯛の子として定着した説。
スケコが「鯛の子」と呼ばれるのが不思議でしたが、説を聞くとなるほど~と思いますし楽しいですね。
ひな
次ページでは鯛の子は関西、関東どこのおせち料理か、鯛の子の保存方法も紹介しています。
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